「氏」はつけないの?

Myrmecoleonさんの日記より:図書館の書誌情報に「ハンセン病」ではなく「癩」と書かれていることがたまにあるようです。で、それが不適切だということで、記述を改めるようにという要求が図書館にきているようです。書誌情報のおおもとは日本図書館協会が作成している基本件名表目表のようです。で、そこが「癩」を用いていたということ。で、これが言葉狩りではないかという議論になっていて、図書館の人々が対応に困っているようです。

ここまでが前振りなんですが、ぼくが気になったのは「ハンセン病」で、「氏」がないことです。以前は「氏」をつけて「ハンセン氏病」と言っていたと思うんだけどなぁ。。。Google で調べた結果:

ということで、ハンセン、バセドウについては10倍以上の開きがあって「氏」をつけない方が圧倒的です。メニエルの場合は3倍弱だから、そうでもない。

「氏」というのは Mr. の訳なんでしょ?ハンセンさん、メニエルさん、バセドウさんがみんな医者だとすれば、本来 Mr. ではなく M.D. か Dr. をつけるべきなにに Mr. が不適切ということで、最近になって Mr. をやめたとか?昔から、なんでメニエル博士病ではなくメニエル氏病なんだろうとは思ってました。

あるいは、昔の医者は M.D. や Dr. の称号を持ってなかったから Mr. は正しかったのだけど、最近の Mr. の価値が下ったから、この称号はつけるのはやめましょうということ?

それとも、病気で苦しんでいるのに、病名にわざわざ「氏」をつける面倒を患者に押し付けるのか?さっさと治せ!とかいう気分の現れ?

単に Mr. をつけ忘れる人が増えて、自然淘汰されてしまったということ?