子どもを産む機械

Garr ReynoldsのPresentation Zenを読んでいます。最近では、AppleSteve Jobs のプレゼンのエッセンスiPhoneに対するSteve Ballmerの反応を批評したりして面白いです。さらに、なんと高橋メソッドを紹介してしているのにはびっくりです。この Reynolds さん、「プレ禅」というくらいですから、日本の事情にかなり通じているようです。

さて、日本では国会で柳沢厚生労働相の発言が大いに議論されていますが、Reynolds さんの blogでも、この問題が取り上げられています。プレゼン以前の問題だと思うのですが、こうした国内問題が翌日には全世界に飛び火するということに驚きました。わが国の政治家は、国会での論戦にしか目に入っていないのかもしれませんが、マスコミやブログを通して自分の発言が世界中に垂れ流されている現実を直視すべきでしょう。

論旨は、出生率の低下など(赤子にでも説明するのでなければ)誰にでも分る平易な概念であるにも関わらず下手な例えを用いたのが間違いだということです。大臣が「例えを用いて説明した」という釈明を Reynolds さんが本気で信じているのかは読み取れませんでしたが、いずれにしてもおそまつなことです。女性が怒るのも無理はないとも述べています。